方針
(1) は各ランプを独立な2状態過程として扱う。(2)は4状態を「一方だけ点灯」と「両方同状態」に分け、偶数時刻と奇数時刻の交互構造を利用する。
解答
(1)
白の点灯確率を とするとよってこれが (a) の答えである。
赤の消灯確率も 、白の消灯確率はである。二つの動きは独立だから、(b) の確率は(2)
時刻0では赤だけが点灯している。一方だけ点灯している状態からは、確率 で両方点灯、確率 で両方消灯へ移る。両方が同じ状態からは、次に必ず一方だけ点灯する。したがって偶数時刻には一方だけ、奇数時刻には両方点灯または両方消灯となる。
奇数時刻には両方点灯の確率が なので、白の点灯確率は である。偶数時刻 では、直前の両方消灯から白だけ点灯する確率は 、直前の両方点灯から赤が消灯して白だけになる確率は である。よって (a) はである。
(b) は、偶数時刻なら確率1、奇数時刻なら両方点灯の場合だけなのでである。
別解
解法2
方針
各1秒の遷移ではなく2秒ごとの遷移をまとめる。(1)は点灯確率の平衡値との差が毎秒 倍になる。(2)は偶数時刻と奇数時刻で状態の型が完全に分かれる。
解答
(1)
白の点灯確率を とするとよって赤の消灯確率も同じ値である。両ランプは独立だから、少なくとも一方が点灯する確率は(2)
偶数時刻には必ず一方だけが点灯し、奇数時刻には両方点灯または両方消灯である。奇数時刻に両方点灯する確率は常に である。
したがって白の点灯確率は少なくとも一方が点灯する確率はである。
総評
難度は7、計算量は6。目安時間は22分。(1)は二つのランプが独立だが、(2)は全体状態に依存するため独立として扱えない。原本の は「白が消灯する確率が 」である。(2a)は を偶数一般と分ける必要があり、偶数の正の時刻では になる。