方針
3の倍数が出る確率は なので、 は二項型の確率である。隣接比 を求めると、 がどこまで増加し、どこから減少するかが分かる。最大にする は、同じ最大値が2つある場合は大きい方を選ぶので、 に分けて を決める。その表示から の最小値と極限を読む。
解答
(1)
さいころの目のうち3の倍数は の2つである。したがって1回で3の倍数が出る確率は である。よってである。したがって(2)
(1)より となる条件は すなわち である。これは と同値である。
したがって、 はこの条件を満たす間は増加し、満たさなくなると減少する。最大値が2つ並ぶ場合は大きい方の を選ぶことに注意して、 を3で割った余りで分ける。 のとき、 で となるので、 が同じ最大値をとる。大きい方を選ぶから である。 のときは から へは増加し、その次から減少するので である。 のときも最大は である。よってである。
これよりである。最も小さくなりうるのは第3の場合で、 は で増加する。したがって最小は 、すなわち のときであり、その値は である。
(3)
(2)の表示から、どの場合も は との差が高々1である。
またはいずれも で に近づく。したがって
別解
解法2(最頻値の整数条件として整理)
方針
最大点 では左隣から減らず、右隣へ増えない。この2本の不等式を同時に解き、 を直接得る。
解答
(1) より(2)
が最大点であるためにはであればよい。隣接比から、これはに対応する。同率の最大点が2つあるときは大きい方を選ぶので に分けると第3の値は で増加するため、全体の最小は 、すなわちである。
(3) だから、はさみうちにより
総評
二項型の確率の最頻値を隣接比で決める問題である。目安時間は15〜18分。(1)の比を出したあと、 が と同値になることを利用する。最大値が2つあるときは大きい方を とする条件があり、 の場合に効いてくる。最小値は小さい で起きるので、表示式から の増加も確認しておくと安全である。