方針
(1) は楕円の中心と半径を読み取って図示する。(2) では楕円 の点を , , とパラメータ表示する。単位円 に含まれるためには がすべての で成り立てばよい。固定した では が最大となる境界 を調べれば十分で、そこで得られる式を一次式の端点評価に帰着する。
解答
(1) , のとき、領域 は で表される。したがって中心は であり、横方向の半径は2、縦方向の半径は1である。左右の端点は で、上下の端点は である。この楕円の内部を図示すればよい。
(2) の点は と表せる。固定した に対して は が大きいほど大きくなるので、 の判定には境界 を調べればよい。
このとき である。これを整理すると となる。 では であるから、すべての で となるためには が で0以上であればよい。 は一次関数なので、端点を調べれば十分である。 である。 は正数だから、条件は である。
したがって求める条件は である。 平面では、 軸方向に の範囲を取り、その上で曲線 の下側、ただし の部分である。
別解
解法2
方針
楕円の境界を , で表し、原点からの距離が1以下になる条件を調べる。右端 が常に単位円上にあるため、距離の差には が因数として現れる。
解答
(1)
, のとき中心は 、横半径2、縦半径1であり、この楕円の内部が である。
(2)
楕円の境界をと表す。 を代入すると では なので、後ろの一次式が区間全体で非負であればよい。両端で調べると と合わせて 平面では、曲線 の下側で , の領域である。
総評
難度は7、計算量は7。目安時間は22分。楕円全体が単位円に含まれる条件は、境界上の原点距離の最大値で判定する。右端 が常に共通点なので式に が現れ、残る一次式は端点だけを調べればよい。最終領域では が正である条件を落とさない。