方針
各面の番号そのものを追うと6状態になるが,向かい合う2面の和がどの組も7であることに注目すると,底面が または である確率だけを閉じた漸化式で扱える。底面がある向かい合う組に属するとき,次に出る底面は隣接する4面に限られ,残り2つの組へ移る確率はそれぞれ になる。まず組の確率 を求め,最後に組内で の比に分かれることから を出す。
解答
準備
向かい合う面の組をとする.どの組も番号の和は7である.底面がある組に属するとき,
同じ組のもう一方の面は向かい側にあるので,次の底面にはならない.
残る2組の番号和はどちらも7だから,次に各組へ移る確率は
それぞれである.
(1)
初めは組の面1が底面であり,1回後には組へ移れないからである.2回後に組へ戻る確率は,1回後にいる組がの
どちらでもなのでである.
(2)
初期状態も含めてとおく.組にいれば次は組に
残らず,組以外にいれば次に組へ移る確率はである.
したがってである.これをと書き直すと,よりを得る.
(3)
組へ入るとき,面1と面6が選ばれる確率の比はである.
したがってではでは0となり,初回には元の面1にも向かい側の面6にも
移れないことと一致する.
総評
6面をそのまま追うより,向かい合う面の3組にまとめる発想が勝負である。目安は15分前後で,組の間の移動確率が ずつになる理由を「各組の番号和が7」と書ければ,漸化式は短くまとまる。最後に とする部分では,組内の確率が等分ではなく で分かれる点に注意する。