方針
向かい合う面の3組 に分けると,各組の番号の和がすべて7であるため,組どうしの移動確率が簡単になる。まず各組にいる確率を求め,その後で組内の番号比に比例して各面の確率へ戻す。特定の面だけを追うのではなく,3組の確率 を並べると全体が見通しやすい。
解答
準備
向かい合う面の組をとする.各組の番号和は7である.底面がある組に属するとき,
次の底面は他の2組のどちらかに入り,その確率はそれぞれ
である.
(1)
を,回目の操作後に底面がそれぞれ
に属する確率とする.初めは面1が底面なのでである.組間の移動からとなる.よってである.また初期状態と規則はについて対称なので
である.からを得る.
(2)
各組へ入るとき,組内の2面が選ばれる確率は番号の比になる.
したがってゆえにについてでは面1と面6の確率が0となり,初回には現在の面と
その向かい側の面へ移れないこととも一致する.
総評
組の確率を先に出し,最後に組内の比で各面へ戻すと計算が短い。目安は20分程度。6面を直接追うと式が増えるが,向かい合う組の番号和がすべて7であることを使えば,組間の移動は「別の2組へ半分ずつ」に整理できる。最後の各面の確率では,組内を等確率にしないこと,特に の比を忘れないことが重要である。