方針
点で直角になる条件を,
に直す。内積を因数分解すると,端点に対応する因子,が現れるので,開区間では残りの2次式だけを調べればよい。実数解の有無でまずを得て,そのとき実際に区間内の解が存在することを,との符号で確認する。端点は許されないため,端点由来の因子を解として数えないことが要点である。
解答
点においてが直角であることは と同値である。ここでであるから,と因数分解できる。
条件ではであるから,,であり,この2つの因子は0にならない。したがって求める条件は,2次方程式 が開区間に解をもつことに等しい。
まず実数解をもつための条件を調べる。判別式は である。仮定のもとではなので,実数解をもつには が必要である。
逆になら,実際に区間内の解が存在する。のとき であり,はを満たす。のときは である。だから,連続性よりにを満たす解が少なくとも1つ存在する。これは条件を満たす。
以上より,求めるの範囲は である。
別解
解法2
方針
円周角の定理から,直角となる点は線分を直径とする円と放物線の共有点である。端点以外の共有点を与える2次式について,判別式とでの符号だけを調べる。では根の一つが必ずに入り,では重解が入ることを確認する。
解答
であることは,円周角の定理より,が線分を直径とする円上にあることと同値である。をこの円の条件へ代入するとここでは端点に対応し,問題の開区間には含まれない。よってがに根をもつ条件を求めればよい。
では,判別式はであり,追加の共有点は存在しない。ではとなり,重解はを満たす。
ではしかもだから,中間値の定理によりに根が存在する。この根は確かに内にある。
したがって,求める範囲はである。
総評
難度5,計算量4。目安時間は12分。直角条件を内積にするところまでは標準的だが,因数分解で出てくる,は端点の点そのものであり,条件の開区間には含まれない。採点上は,判別式だけで終わらせず,のとき本当に内に根があることを示す部分が重要である。は重解が許されるので,ここを落とさない。別解として円周角の定理を用いてもよいが,最後は交点の位置確認が必要になる。