方針
点で直角になる条件を内積で表し,端点に対応する因子を除いて2次式の根の位置を調べる。判別式からが必要である。さらに小さいでは2次式が区間で正のままなので,境界でとなる値を調べる。開区間なので等号は入らず,その後は符号変化により根の存在を示す。
解答
点においてが直角である条件は である。ここでだから,である。
条件のもとでは,,であり,この2つは0にならない。したがって がに実数解をもつ条件を求めればよい。
まず判別式は である。のもとでならとなり,根は存在しない。よって必要条件としてを得る。
次にのときを調べる。この範囲では である。またでは が成り立つ。したがってはで減少しており,なら である。よってこの範囲では根は存在しない。境界では根がに来るだけなので,開区間条件を満たさない。
最後に なら,実際に根が存在することを示す。とおく。 のときは であるから,に根がある。 のときは であるから,に根がある。となるでも,はに含まれる。 のときは であるから,に根がある。
以上より,求めるの範囲は である。
別解
解法2
方針
端点以外の交点条件をについて解き,と表す。未知量の役割を逆転し,を満たすの範囲を先に求めてから,関数の値域を取る。
解答
内積条件を因数分解すると,端点以外の直角点はを満たす。この式をについて整理するともしなら右辺は0以下であり,と両立しない。したがってだけを考えればよい。
この範囲ではだから,条件はすなわちと同値である。,とおくと,許されるはここでしたがってはで減少し,で増加する。また端点はいずれも許されないので,2つの区間での値域はそれぞれであるから,これらの和集合はよって求める範囲はである。
総評
難度6,計算量5。目安時間は18分。文系第1問と同じ内積設定だが,根が区間に入る条件が判別式だけでは終わらない点が難しい。特にでは根がという端点に一致するので除外する。答案では,存在しない範囲を単調性で示し,存在する範囲を符号変化で示すと説得力が出る。別解の円周角の見方を使っても,最後の開区間判定は省略できない。