(1)
放物線 y=f(x)=x2+bx+c が (p,0),(q,0) を通るので,p,q は方程式 x2+bx+c=0 の2つの実数解である。したがって解と係数の関係より p+q=−b,pq=c である。また p<q だから q−p=(p+q)2−4pq=b2−4c である。
定義からr=21+tp+21−tq,s=21−tp+21+tqである。よって q−s=q−(21−tp+21+tq)=21−t(q−p) であり,同様に r−p=(21+tp+21−tq)−p=21−t(q−p) である。また s+r=p+q=−b であり,s−r=(21−t−21+t)p+(21+t−21−t)q=t(q−p)である。したがって q−s=r−p=21−tb2−4c s+r=−b,s−r=tb2−4c である。
(2)
(1)で求めた和と差を用いる。まず sr=4(s+r)2−(s−r)2 だからsr=4(−b)2−t2(b2−4c)=4b2−t2(b2−4c)である。
また s2+r2=(s+r)2−2sr よりs2+r2=b2−2⋅4b2−t2(b2−4c)=2b2+t2(b2−4c)である。
p,r,s,q の並びと、(3) で面積を求める領域は次のようになる。
(3) u=2p+q,d=2q−p とおく。すると p=u−d,q=u+d であり,(1)の定義から r=u−td,s=u+td である。0<t≦1 だから,r,s は2つの根 p,q の間にある。
また f(x)=(x−p)(x−q) である。x=u+v とおくと f(u+v)={(u+v)−(u−d)}{(u+v)−(u+d)}=(v+d)(v−d)=v2−d2 である。したがって根の間では f(x)≦0 であり,求める面積は ∫rs−f(x)dx=∫−tdtd(d2−v2)dv である。
被積分関数は偶関数なので∫−tdtd(d2−v2)dv=2∫0td(d2−v2)dv=2[d2v−3v3]0td=2d3(t−3t3)である。ここで d=2q−p=2b2−4c であるから,求める面積は 4(b2−4c)b2−4c(t−3t3) である。