方針
(1) は として、2次式の2根を と置き、根の間隔条件を に直す。(2)は 、、 として、正負が変わる区間ごとに面積を原始関数で表す。得られた の4次式を で最小化し、最後に に戻す。
解答
(1) である。2次方程式 の2根を とおくと である。 のもとで が3個の実数解をもつには、、すなわち であればよい。このとき3解は である。
これらが互いに1以上離れている条件は である。したがって であり、 より である。
(2) , とおく。 では である。また なので、 は で正、 で負である。
原始関数を とおく。このとき囲まれる図形の総面積 はである。
ここで , を代入するとである。よって となる。
これを微分すると である。 なので、符号を決めるのは である。この2次方程式の解は であり、区間 に入るのは だけである。 の近くでは なので 、その後 を過ぎると となる。したがって面積は で最小になる。
求める はである。よって である。
3根と符号を図示すると、面積では2つの部分をともに正として加える必要がある。
別解
解法2(小さい正の根 α で面積を表す)
方針
正の2根を とし、 を用いる。正の部分と負の部分の面積をそれぞれ簡単な積の積分で求め、 上の1変数関数として最小化する。
解答
(1) 正の2根を とする。解と係数の関係から3根 の距離条件はよって であり、これはと同値である。
(2) とする。 ではだから、その面積は では である。、 とおくと、その面積は総面積 を微分すると区間 では であり、後半の2次式はで負から正へ変わる。したがってここで面積は最小になる。
このときなのでである。
総評
難易度7、計算量7、想定時間25~35分。(1)の根の配置後、(2)では の正の部分と の負の部分を絶対面積として加える。 で整理する方法と、小さい根 で直接整理する方法の両方が を与える。積分はすべて独立表示にし、符号を図でも確認できるようにした。