方針
二つ、四つ、五つの順に、固定和の正弦和を最大化する。最後は だけの関数にして増減を調べる。
解答
(1)
和積公式より だから、最大値は のときである。
(2) と置き、(1) を二組へ用いると四つの正弦和は以下である。最大は四つの角がすべて のときである。 だから、その最大値は(3)
と置くと最大化すべき関数はである。 では が減少し が増加するので、零点はただ一つである。は よりその零点である。 では明らかに であり、 でも と置けば から である。
従って最大は全ての角が のときでである。
別解
解法2(一点で接する直線による一括評価)
方針
における正弦曲線の接線が、区間 全体で正弦曲線の上にあることを示す。五つの不等式を加えれば一度に最大値が出る。
解答
(1)
二つの角については和積公式から等号は のときに成り立つ。
(2)
これを二組へ適用し、二組の和にも和積公式を用いると等号は四つの角が全て のときに成り立つ。
(3) と置く。 とすれば は で減少し、 で増加し、 で再び減少する。しかも従って で等号は のときだけである。
これを五つの角へ用いて加えると等号は のときに成立する。従って最大値は
総評
難易度6、計算量5。目安時間は24分である。解法1は誘導どおり固定和を二等分して最後に一変数の増減を調べる。解法2は での接線による全区間評価で五変数を一括処理する。正弦は区間全体で単純な凹関数ではないため、接線評価では導関数の符号と端点まで確認する。