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大阪大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

球面Sxy平面およびyz平面に接し,
しかも同時に球面(x1)2+(y1)2+(z1)2=1に外接するとする.
Sの中心のx座標をpy座標をqとおく.
空間内の範囲x0y0z0に含まれてしまうようなSをすべて考えるとき,
(p,q)の軌跡を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安16

図形と方程式ベクトル 軌跡座標設定円の性質

方針

二つの座標平面への接触から中心と半径を表し、固定球との外接条件を距離の式へ直す。第一八分空間の条件で円弧を切り出す。

解答

S の半径を R、中心を (p,q,z0) とする。Syz 平面、すなわち x=0 に接し、かつ x0 の側に含まれるので、中心から x=0 までの距離は半径に等しく p=R である。同様に xy 平面、すなわち z=0 に接し、z0 の側に含まれるので z0=R である。したがって中心は (p,q,p) で表され、半径も p である。

与えられた球面の中心は (1,1,1)、半径は1である。S とこの球面が外接するための条件は、中心間距離が半径の和 p+1 に等しいことである。よって (p1)2+(q1)2+(p1)2=p+1 である。両辺は非負なので2乗してよく、整理すると 2(p1)2+(q1)2=(p+1)2 すなわち p26p+(q1)2+1=0 である。平方完成して (p3)2+(q1)2=8 を得る。

ただし、S が第一八分空間 x0,y0,z0 にすべて含まれるには、y=0 平面から中心までの距離も半径以上でなければならない。中心の y 座標は q、半径は p だから qp が必要であり、またこの条件があれば y0 側からはみ出さない。

したがって点 (p,q) の軌跡は (p3)2+(q1)2=8,qp である。これは中心 (3,1)、半径 22 の円のうち、直線 q=p 以上にある部分である。端点は q=p を代入して (p3)2+(p1)2=8 より p=2±3 だから (23,23),(2+3,2+3) である。

別解

解法2

方針

中心の候補円を角で表示し、球が y=0 を越えない条件を角の不等式へ変えて、端点を含む円弧を確定する。

解答

接平面までの距離から、半径を p、中心を C=(p,q,p) と書ける。
固定球の中心を I=(1,1,1) とすると、外接条件 CI=p+1(p3)2+(q1)2=8に等しい。ここから円弧を角で表示する。p=3+22cosϕ,q=1+22sinϕ.球が y0 に収まる条件は qp、すなわち22(sinϕcosϕ)2.この不等式を満たす部分だけが軌跡である。端点では q=p だから(p3)2+(p1)2=8,よって p=2±3 である。したがって軌跡は中心 (3,1)、半径 22 の円のうち
直線 q=p 以上の弧で、端点(23,23),(2+3,2+3)を含む。

総評

空間図形を2変数の軌跡へ落とし込む問題である。接する座標平面が yz 平面と xy 平面であるため、半径と中心の x,z 座標が同じになる点を最初に押さえる。外接条件だけなら円全体が出るが、球が第一八分空間に含まれるという条件から qp が必要になる。最後に円弧として端点まで示すと、求めた軌跡の範囲が明確になる。目安時間は16分。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。 2解法は同じ結論を異なる着眼点から確認しており、条件の使い忘れと端点・等号条件まで相互に点検できる。

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出典: 大阪大学 1988年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。