方針
直線 が と の両方に交わるなら、 上の点 と 上の点 を結ぶ直線上に がある。そこで 、 とおき、 の成分比較を行う。 成分から を求め、 成分から を求める。分母が消える は、実際に成分比較が矛盾することも確認する。
解答
直線 上の点を とおく。また直線 は と を通るので、その上の点は と表せる。
求める直線 が存在するなら、 はある と を結ぶ直線上にある。したがって、ある実数 について と書ける。 を代入して成分を比較するとである。
第2式と第3式を足すと だから である。もし なら となるが、第3式は となって矛盾する。したがって である。 のとき、第3式から である。また である。これを第1式に代入するととなる。よって であり、ここから を得る。逆に とすると第1式は となり矛盾するので、確かに除かなければならない。
したがって存在条件は である。
この条件のもとでである。方向ベクトルは の定数倍として を取れる。よって求める直線 は、実数 を用いてである。
総評
空間内の2直線を横切る直線を、交点を媒介変数で置いて求める問題である。目安時間は18分。 上の点と 上の点を結ぶという発想に乗れば、あとは3成分の連立方程式である。注意点は と を単に分母から除くのではなく、元の成分比較で実際に矛盾する値として確認すること。直線の方程式では方向ベクトルを分母のない形に直すと見やすい。