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大阪大学 1993年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

1辺の長さ1の正方形ABCDを底面とする四角錐EABCDの4つの側面
EABEBCECDEDAがいずれも正三角形であるとする.

ADの中点をM,辺BCの中点をNとする.
AE上にAEと異なる点Pをとり,
3点MNPを通る平面でこの四角錐を切るとき,
切断面としてできる等脚台形の面積をSとする.
APの長さをxとするとき,次の問に答えよ.

(1) MPの長さをxを用いて表せ.

(2) Sxを用いて表せ.

(3) Sを最小にするxの値,およびそのときのSの値を求めよ.

難易度7/ 10計算量8/ 10目安22

ベクトル図形と方程式微分 座標設定面積計算微分による最大最小

方針

四角錐を座標化し、切断平面が底辺 MN に平行な方向を含むことから、AE,BE 上の同じ比の2点が上底になる。台形の高さを脚の長さから求めて面積を一変数化する。

解答

底面を z=0 に置きA=(1/2,1/2,0), B=(1/2,1/2,0), C=(1/2,1/2,0), D=(1/2,1/2,0)とする。4本の側辺は長さ1なので E=(0,0,1/2) と置ける。またM=(1/2,0,0),N=(1/2,0,0).AP=x かつ AE=1 よりP=(x12,x12,x2).(1)MP2=x24+(x1)24+x22=x2x2+14.従ってMP=124x22x+1.(2) 切断平面は MN 方向を含むため、辺 BE 上で BQ=x となる点 Q も通る。上底 PQMN と平行でMN=1,PQ=1x.台形の高さを h とすると、脚 MP の底辺方向成分が x/2 だからh2=MP2x24=3x22x+14.よってS=MN+PQ2h=2x43x22x+1.(3) 0<x<1 である。16S2=(2x)2(3x22x+1) を微分するとddx(16S2)=6(2x)(2x1)(x1).従って x=1/2 で最小となり、Smin=3316.

別解

解法2

方針

切断面を相似比から等脚台形として捉え、脚と上下底を求める。面積の最小化は微分せず、16S227/16(2x1)2 を含む積へ因数分解して等号条件を読む。

解答

BE 上で BQ=x となる点を Q とする。三角形 AEBAP/AE=BQ/BE=x だからPQAB,PQ=1x.また MNABMN=1 なので、切断面は等脚台形 MNPQ である。

(1)
座標をA=(12,12,0),E=(0,0,12),M=(12,0,0)と置けばP=(x12,x12,x2).よってMP2=x2x2+14,MP=124x22x+1.(2)
MP の底辺方向成分は x/2 だから台形の高さ hh2=MP2x24=3x22x+14.したがってS=MN+PQ2h=2x43x22x+1.(3)
0<x<1 である。代数的に16S22716=(2x)2(3x22x+1)2716=(2x1)2(12x244x+37)16.0<x<1 では 12x244x+37>5>0 だから、右辺は0以上である。等号は x=1/2 のときに限る。よってx=12,Smin=3316.

総評

空間図形を座標化して台形の面積を最小化する難問で目安は22分。切断面の上底が BE 上の同じ内分比に現れることと、台形の高さが空間距離 MP そのものではない点に注意する。

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出典: 大阪大学 1993年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。