方針
座標を取り、を軸、垂線の足を原点、とする。ならに関する対称点はである。を中心にだけ回転した点の座標を倍角公式で表し、の座標を計算する。直線は原点を通り方向角をもつので、方程式を満たせばよい。最後はをこの式に代入し、, で項が消えることを示す。
解答
座標を、直線が軸、点が原点、点が となるようにとる。ただしである。このとき、直線は原点を通り、軸となす角がの直線である。したがっての方程式は である。 とおく。は上にないのでである。軸に関して対称な点は である。点から見たの位置ベクトルは である。これを角だけ回転するとである。したがってである。
線分の中点は である。が上にあることを示すには を示せばよい。 , , とおく。倍角公式 を用いるとよってである。したがっては直線上にある。
別解
解法2
方針
直線 を実軸とする複素平面を使う。鏡映は共役、点Aを中心とする回転は の乗法で書ける。中点を 倍した値が実数になることを示せば、方向角 の直線 上にあると結論できる。
解答
直線 を実軸、 を原点とし、と置く。点 を表す複素数を とすれば、 に関する対称点はである。
をAのまわりに 回転した点Rはと表される。中点Mを表す複素数はここで右辺は実数である。従って は実数、すなわちMの位置ベクトルの偏角は または である。
直線 は原点Bを通り、実軸 を角 だけ回転した直線だから、Mは 上にある。
総評
難度6、計算量7。座標の倍角計算と、共役・複素回転を使う短い証明を併記した。中点を回転方向で逆回転した値が実数になることが、直線m上にあることの必要十分な表現である。