方針
各頂点を原点にして内分点の位置ベクトルを表す。(2) は3頂点で得る式を巡回的に足し、余弦定理に相当する内積表示で交差項を辺長だけに直す。(3) は平方和の公式を用いる。
解答
(1)
点を原点としとおく。定義から従ってであり、(2)
同じ式を3頂点で巡回的に用いる。3つの交差項に現れる内積の和は従って、求める和はすなわち(3)
とおくと、求める式は和の公式を用いてとなる。従って極限は
別解
解法2
方針
3辺上の点を各頂点からの内分ベクトルで統一して表す。(2)では余弦定理で3つの内積の和だけを辺長へ変換し、(3)は有限和を割った式の各項の極限を取る。
解答
(1)
を原点としとおく。定義から従ってであり、(2)
同じ計算を3頂点で行う。余弦定理より3式を加えると内積の和は である。従って求める和はすなわち(3)
とおくと、求める量は従って
総評
難度5、計算量5。3本のベクトルを個別計算した後、内積の和が辺長二乗和の半分になることを使うと整理できる。各内分点の向きを定義どおり確認し、極限は平方和の公式を用いて端点を含む有限和から厳密に導いた。