方針
(1) は を足し合わせ、、、 に置き換える。(2)(3)では、 を実部・虚部に分けて 、 を得る。あとは仮定 、 を用いて長さ、内積、なす角を順に計算する。
解答
(1) より である。これを について足すととなる。ここでである。したがって である。
(2) であるから である。よってベクトルで書けばとなる。
仮定より かつ である。共通の長さを とするとであり、同様にである。したがって である。
またである。よって と はたがいに垂直である。
(3) と のなす角を とする。(2)より であり、である。したがってである。 より である。
別解
解法2(直交座標の係数を見る)
方針
(1) では3成分をまとめて複素二次形式と内積の関係を使う。(2)(3)では、同じ長さで直交する をその平面の直交座標軸とみなし、 の係数対だけを調べる。
解答
(1)
成分ごとの展開をまとめて書けば従って(2)
の実部と虚部からである。(2)の仮定のもとで共通の長さを とし、とおくと、 は直交する単位ベクトルである。この座標では係数対 、 はともに長さ2で、内積は0である。従って(3)
は の正方向であり、 の係数対は である。従って両者のなす角を とするとよって
総評
複素数の実部・虚部の計算を、空間ベクトルの内積と長さに翻訳する問題。難度は標準、計算量は中程度で、目安時間は16〜20分。(1)では を に置き換えるところ、(2)では 、 を正しく取り出すところが得点の中心である。符号を1つ間違えると直交性も角度も崩れるため、実部と虚部を最初に丁寧に分けたい。別解のように、、 が作る直交座標で係数だけを見ると、(2)(3)の意味が見えやすい。