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大阪大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験(数学文系)文系数学 第1問

次の問いに答えよ.

(1) 不等式102x106xをみたす実数 x の範囲を求めよ.

(2) 不等式102xy105x,y106xを同時にみたす整数の組 (x,y) の個数を求めよ.

難易度3/ 10計算量3/ 10目安10

指数・対数場合の数 範囲評価、数え上げ、場合分け

方針

(1) は底 101 より大きいことを確認してから指数を比較する。
(2) はまず整数 x の取り得る範囲を決める。x<0 では y が正で 1 未満になって整数が存在しないこと、x>2 では下限 102x が上限 106x を超えることを使う。残る x=0,1,2 について、上限は 105x106x の小さい方であることを明示して個数を数える。

解答

(1)
101 より大きいので、指数関数 10u は単調増加である。したがって 102x106x2x6x と同値である。よって 3x6,x2 である。

(2)
整数の組 (x,y) を数える。条件 102xy105x,y106x を同時に満たすには、特に 102xymin{105x,106x} でなければならない。

まず x<0 のときは 0<102xy105x<1 となる。すると y0<y<1 を満たす整数でなければならず、そのような整数は存在しない。したがって x0 である。

また、少なくとも下限が上限 106x を超えてはいけないので 102x106x が必要である。(1) より x2 である。よって調べるべき整数 xx=0,1,2 だけである。

x について y の範囲を数える。xy の範囲個数01y111102y105105102+1=999012104y1041ここで x=1 では 105x=106x=105x=2 では 106x=104 が上限になる。

したがって求める個数は 1+99901+1=99903 である。

整数解を残す3つの場合

総評

指数不等式そのものは基本だが、(2) では整数条件の扱いで差が出る。目安時間は10分程度。x<0 を単に「小さいから不可」とせず、0<y<1 となって整数が存在しないと書くと減点されにくい。また x=1x=2 では有効な上限が変わるため、表にして端点を含めて数えるのが安全である。解法2として対数を取って (x,log10y) の領域を見る方法もあるが、最終的な整数 y の個数計算は同じ三つの x の場合分けに戻るため、ここでは直接数える形にまとめた。

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出典: 大阪大学 2005年度 前期 文系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。