方針
袋 B から数字 xi が選ばれた場合に条件付ける。袋 A には xi より大きい数字が n−xi 個、小さい数字が xi−1 個あるので、それぞれを i について平均する。
解答
袋 B から数字 xi の玉を取り出したとする。このとき袋 A には,xi より大きい数字が n−xi 個,小さい数字が xi−1 個ある。したがって一般にpq=m1i=1∑mnn−xi=mnmn−∑i=1mxi,=m1i=1∑mnxi−1=mn∑i=1mxi−m.(1) m=2 を代入するとp=2n2n−x1−x2,q=2nx1+x2−2.(2) m=n のとき,上の一般式からp=q⟺n2−i=1∑nxi=i=1∑nxi−n⟺i=1∑nxi=2n(n+1).よって必要十分条件はx1+x2+⋯+xn=2n(n+1)である。
必要十分性と検算
一般式を同値変形したので,得た総和条件は必要かつ十分である。また,数字が等しい確率はどの xi に対しても n1 だからp+q=1−n1.総和条件のもとでは p=q=2nn−1 となり,この関係とも一致する。
総評
難度3、計算量3。目安10分。袋 B の数字を固定し袋 A の大小を数える。(2)では重複の有無でなく総和だけが条件になり,必要十分性まで確認する。
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出典: 大阪大学 2006年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。