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大阪大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第4問

Aには1からnまでの整数が重複なく書かれたn個の玉があり、袋Bには1からnまでの整数が書かれたm個の玉がある。袋Bの数字をx1,,xmとする。各袋から1個ずつ取り出し、Aの数字がBより大きい確率をp、小さい確率をqとする。

(1) m=2のときp,qx1,x2,nで表せ。
(2) m=nのときp=qとなるためのx1,,xnの条件を求めよ。

難易度3/ 10計算量3/ 10目安10

確率数と式 期待値、和の計算必要十分条件

方針

B から数字 xi が選ばれた場合に条件付ける。袋 A には xi より大きい数字が nxi 個、小さい数字が xi1 個あるので、それぞれを i について平均する。

解答

B から数字 xi の玉を取り出したとする。このとき袋 A には,xi より大きい数字が nxi 個,小さい数字が xi1 個ある。したがって一般にp=1mi=1mnxin=mni=1mximn,q=1mi=1mxi1n=i=1mximmn.(1) m=2 を代入するとp=2nx1x22n,q=x1+x222n.(2) m=n のとき,上の一般式からp=qn2i=1nxi=i=1nxini=1nxi=n(n+1)2.よって必要十分条件はx1+x2++xn=n(n+1)2である。

必要十分性と検算

一般式を同値変形したので,得た総和条件は必要かつ十分である。また,数字が等しい確率はどの xi に対しても 1n だからp+q=11n.総和条件のもとでは p=q=n12n となり,この関係とも一致する。

総評

難度3、計算量3。目安10分。袋 B の数字を固定し袋 A の大小を数える。(2)では重複の有無でなく総和だけが条件になり,必要十分性まで確認する。

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出典: 大阪大学 2006年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。