(1) v1=(3,0),v2=(1,22) であるから、実数 s,t に対して sv1+tv2=(3s+t, 22t) である。これが任意の v=(x,y) に等しくなるためには 22t=y より t=22y であり、さらに 3s+t=x より s=3x−t=3x−62y である。
したがって任意の v=(x,y) はv=(3x−62y)v1+22yv2と表される。
v1,v2 は平行でないため、平面の基底になる。
(2)
条件(*)の左辺をF(p)=(v1⋅p)v1+(v2⋅p)v2+(v3⋅p)v3とおく。内積は p について一次的であるから、F(p) も p について一次的である。すなわち任意の実数 s,t に対して F(sv1+tv2)=sF(v1)+tF(v2) である。
仮定より p=v1 と p=v2 は条件(*)を満たすので F(v1)=cv1,F(v2)=cv2 である。したがって F(sv1+tv2)=scv1+tcv2=c(sv1+tv2) である。(1)より任意の座標平面上のベクトルは sv1+tv2 と表されるので、すべての p が条件(*)を満たす。
(3) v3=av1+bv2 より v3=(3a+b, 22b) である。ここで u=3a+b とおくと v3=(u, 22b) である。
任意の p=(X,Y) に対して左辺を成分で計算する。まず (v1⋅p)v1=3X(3,0)=(9X,0) であり、(v2⋅p)v2=(X+22Y)(1,22)=(X+22Y, 22X+8Y)である。また (v3⋅p)v3=(uX+22bY)(u,22b) だから、これは (u2X+22buY, 22buX+8b2Y) である。
したがって左辺全体は ((10+u2)X+22(1+bu)Y, 22(1+bu)X+(8+8b2)Y) である。これがすべての (X,Y) について c(X,Y) に等しいためには、X,Y の係数を比較して 1+bu=0 かつ 10+u2=c,8+8b2=c であることが必要十分である。よって bu=−1,u2−8b2=−2 である。 bu=−1 より b=0 で、u=−1/b である。これを u2−8b2=−2 に代入すると b21−8b2=−2 である。B=b2 とおくと 1−8B2=−2B すなわち 8B2−2B−1=0 である。因数分解して (2B−1)(4B+1)=0 となる。B=b2>0 だから b2=21 である。 b=1/2 のとき、u=−2 である。u=3a+b なので 3a=−2−21=−23 より a=−21 である。 b=−1/2 のとき、u=2 である。したがって 3a=2+21=23 より a=21 である。どちらの場合も c=8+8b2=8+4=12 である。
以上より(a,b,c)=(−21,21,12),(21,−21,12)である。