方針
2つの直交条件を内積で式にする.まずからをで表し,角度を決める.次にから長さの比を求め,定義式でを出す.交点PはAD上とBC上の2通りにパラメータ表示し,の係数を比較して決める.座標を置く別解も自然で,検算に使いやすい.
解答
(1) とおく.三角形を考えているのでである.点Cは辺OAをに内分するから である.また定義より である.
条件を内積で表すと である.したがって であり,を代入して を得る.よってである.三角形の内角なので である.
(2)
条件より である.したがって すなわち である.一方,(1)で を得ているので となる.より である.したがって である.
(3)
PがAD上にあることから,実数を用いてと書ける.またPがBC上にあることから,実数を用いてと書ける. は三角形をつくる2辺の方向ベクトルなので平行ではない.したがって係数を比較できる.を用いると である.第1式からであり,これを第2式に代入すると となる.よって である.したがってである.よって である.
図形の配置
別解
解法2
方針
角度と長さ比を内積で求めた後,, と具体的に座標化する.2直線 の交点を座標で求め,最後に の一次結合へ戻す.
解答
(1)
, と座標を置く. と より,点 の 座標は点 の 座標に等しい.したがってとなりである.
(2)
を座標で書くと, への射影条件からである.一方, より左辺は だからとなる.
(3)
, を使って座標を置く.たとえば としてよい.このときである.直線ADはであり,直線BC上の点は と表せる.これがを満たすにはであるから である.これをとおくと,座標からであり,座標から となる.よって同じく を得る.
総評
難度5,計算量5,目安時間18分.2つの直交条件を内積0へ翻訳すると,角度と辺長比が順に決まる.交点 は2直線上の位置ベクトルを係数比較する方法が最短で,座標法は独立した検算になる.補助図では の位置関係と2本の垂線が一目で追えるようにした.