方針
はOA, OB方向の単位ベクトルである.条件からを得る.一方,単位ベクトルの差はと直交するので,直線OPは方向である.QはAのOPへの射影として計算し,Mは中点として表す.最後にを引き算すれば,平行性と長さが同時に出る.座標をOP方向に取る別解でも同じ構造が確認できる.
解答
,とおく.するとである.
与えられた条件 から,特に である.つまり直線OPはに垂直である.
一方,はいずれも単位ベクトルなので である.したがってもに垂直である.平面上で同じ直線に垂直な方向は平行だから,直線OPは方向である.
QはAから直線OPに下ろした垂線の足であるから,はを方向へ正射影したベクトルである.よってである.ここで かつであるから となる.
またMはABの中点なのでである.
(1) である.したがってはの実数倍であるから, である.
(2)
(1) で得た式とよりである.,であったからである.
直線 を水平に取った配置
別解
解法2
方針
直線 を 軸に取る.単位ベクトル は 軸に関して対称になるため,, と置ける.点 の座標を直接計算し, が の実数倍になることを示す.
解答
直線OPを軸に取る座標で考える.OPは方向であり,に垂直なので,単位ベクトルは軸に関して対称に と書ける.ただしである.このとき であり,Aから軸に下ろした垂線の足は である.また なのでとなり,平行性と長さの主張が同時に従う.
(1)
上式から は の実数倍なのでである.
(2)
,, よりである.
総評
難度7,計算量5,目安時間24分. が単位ベクトルであるため,和と差が直交することが核である.これにより が分かり,射影点 を計算すれば が一度に出る.座標法では対称配置を明示し,平行性と長さを独立に検算した.