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大阪大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

関数f(x)=px3+qx2+rx+sは,x=0のとき極大値Mをとり,x=αのとき極小値mをとるという.
ただしα0とする.
このとき,p,q,r,sα,M,mで表せ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

微分関数 微分による最大最小恒等式比較、計算整理

方針

極大・極小をとる点が 0α であることから、導関数 f(x)x=0x=α を根にもつ。したがって f(x)=3px(xα) とおき、係数比較で q,rp で表す。次に f(0)=Mf(α)=m を代入して s,p を決める。最後に M>m から本当に 0 が極大、α が極小になる符号条件も確認する。

解答

f(x)=px3+qx2+rx+s より f(x)=3px2+2qx+r である。x=0x=α で極値をとるので、f(0)=0f(α)=0 である。α0 だから、f(x) は異なる2つの根 0,α をもち、f(x)=3px(xα) と書ける。これを展開すると f(x)=3px23pαx である。係数を比較して r=0,2q=3pα すなわち q=3pα2 を得る。

また、x=0 のときの値が M であるから f(0)=s=M である。さらに x=α のときの値が m であるからm=f(α)=pα3+qα2+s=pα33pα2α2+M=Mpα32である。したがって pα32=Mm より p=2(Mm)α3 である。これを q=3pα2 に代入して q=3(Mm)α2 を得る。

以上よりp=2(Mm)α3,q=3(Mm)α2,r=0,s=Mである。

最後に極大・極小の向きを確認する。極大値 M と極小値 m について M>m であるから、pα=2(Mm)α2>0 である。よって f(x)=3px(xα) の符号は、x=0 の前後で正から負へ、x=α の前後で負から正へ変わる。したがって x=0 で極大、x=α で極小となり、条件と一致する。

別解

解法2(導関数の積分)

方針

極値をとる2点から導関数を f(x)=kx(xα) とおく。極小値と極大値の差 mMf の定積分として計算すれば、比例定数 k が直接決まる。あとは導関数と元の3次式の係数を比較し、f(0)=M を使う。

解答

x=0,α で極値をとり、α0 であるから、ある零でない定数 k を用いてf(x)=kx(xα)と書ける。

ここで極値の差を積分で表すとmM=f(α)f(0)=0αf(x)dx=k0αx(xα)dx=k[x33αx22]0α=kα36.したがってk=6(Mm)α3.一方f(x)=3px2+2qx+r=kx2kαxである。係数を比較すると3p=k,2q=kα,r=0.よってp=2(Mm)α3,q=3(Mm)α2,r=0.また f(0)=s=M だからs=M.以上が求める係数である。

総評

難度4、計算量4。目安時間は12分。極値の位置が与えられているので、関数そのものより導関数から決めるのが最短である。f(x)=3px(xα) と置くと、r=0q=3pα/2 がすぐに出る。f(α)=m の代入では符号を誤りやすく、Mpα3/2=m の形まで丁寧に書くと安全である。最後に pα>0 を確認して、極大・極小の向きが指定と合っていることまで押さえると完成度が高い。 第2解法では極大値と極小値の差を導関数の定積分で表し、比例定数を先に決めた。

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出典: 大阪大学 2014年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。