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上智大学 2017年度 一般選抜理工学部数学 第3問

eを自然対数の底とする.y=exで表される曲線をCとし,原点からCへ引いた接線をlとする.曲線C,直線lおよびy軸で囲まれた図形をDとする.
(1) Cとの接点のx座標を求めよ.
(2) Dの面積を求めよ.
(3) Dx軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ.
(4) abを定数とするとき,ddx((x2+ax+b)ex)=x2exとなるような a,b を求めよ.
(5) Dy軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ.

難易度5/ 10計算量6/ 10目安15

指数・対数微分積分 接線・法線面積計算体積計算定積分評価、式変形

方針

(1) 曲線 y=exx=a における接線の式を立て,原点を通る条件から a を決める.
(2) 面積は曲線と直線の上下関係を確認して,x=0 から接点までの定積分で求める.
(3) x 軸回転体はワッシャー法で,外半径と内半径の二乗差を積分する.
(4) 積の微分を展開して係数比較する.
(5) y 軸回転体は円筒殻法で,2πx()dx を用いる.

解答

(1)
y=exx=a における接線は,y=ea(xa)+ea=ea(xa+1)である.これが原点 (0,0) を通るので
0=ea(1a)
となる.ea>0 より
a=1
である.

(2)
(1) より接線 lx=1 での接線であり,
y=ex
である.
0x1 では exex なので,面積 SS=01(exex)dxである.よってS=[ex]01e[x22]01=(e1)e2=e21となる.

(3)
x 軸のまわりの回転体の体積 VV=π01((ex)2(ex)2)dx=π01(e2xe2x2)dxである.したがってV=π([12e2x]01e2[x33]01)=π(e212e23)=π(e2612)である.

(4) ddx((x2+ax+b)ex)=((2x+a)+(x2+ax+b))ex=(x2+(a+2)x+(a+b))exであるから,これが x2ex に等しいためには
a+2=0,a+b=0
でなければならない.したがって
a=2,b=2
である.

(5)
y 軸のまわりの回転体の体積 W は円筒殻法よりW=2π01x(exex)dxである.ここで01xexdx=[(x1)ex]01=1また01ex2dx=e[x33]01=e3だからW=2π(1e3)=π(22e3)である.

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出典: 上智大学 2017年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。