(1)
(i) まず各命題を調べる。
p⇒q は偽。たとえば x=2, y=2/2 とすると xy=2 は無理数だが,x,y はともに無理数ではない。
p⇒r は真。xy が無理数なら,x,y がともに有理数であることはないので,少なくとも一方は無理数である。
q⇒p は偽。たとえば x=2, y=2 では q は真だが,xy=2 は有理数である。
q⇒r は真。x,y がともに無理数なら,少なくとも一方が無理数であることは明らかである。
r⇒p は偽。たとえば x=2, y=0 では r は真だが,xy=0 は有理数である。
r⇒q は偽。たとえば x=2, y=1 では r は真だが,q は偽である。
したがって真なのは (b),(d) である。
(ii) p⇒q の反例は,p が真で q が偽であること,すなわち
xy が無理数であり,かつ x,y がともに無理数ではない
ことである。後者は「x が有理数または y が有理数」と同値なので,必要十分条件は (e) である。
(2)
(1+x+x2)10 で x16 を作るには,10個の因子から 1,x,x2 をそれぞれ a,b,c 個選ぶとして
a+b+c=10,b+2c=16
を満たせばよい。
これを解くと(a,b,c)=(0,4,6),(1,2,7),(2,0,8)の3通りである。
各場合の係数はそれぞれ
0!4!6!10!=210,
1!2!7!10!=360,
2!0!8!10!=45
であるから,求める係数は
210+360+45=615
である。
(3)
部分積分を用いる。u=x, dv=sin2xdx とすると,du=dx, v=−21cos2x だから
∫xsin2xdx=−2xcos2x+41sin2x+C
である。したがって
∫032πxsin2xdx=[−2xcos2x+41sin2x]032π=−21⋅32πcos34π+41sin34π=−3π(−21)+41(−23)=6π−83.
よって答えは 6π−83 である。