(1)
α=∠DAC とおくと,角の二等分線より
∠BAC=2α
である。cosα=33 だから
cos∠BAC=cos2α=2cos2α−1=2⋅31−1=−31
となる。
(2)
AB=x とおく。BC=1, AC=t, ∠BAC=θ とすると,(1)より cosθ=−31 なので,余弦定理から
1=x2+t2−2xtcosθ=x2+t2+32xt
すなわち
x2+32tx+t2−1=0
を満たす正の実数 x が存在すればよい。
判別式は
Δ=(32t)2−4(t2−1)=94(9−8t2)
であるから,まず 9−8t2≥0,すなわち t≤432 が必要である。
解は
x=−3t±319−8t2
である。正の解をもつためには
−3t+319−8t2>0
すなわち
9−8t2>t
が必要である。t≥0 として両辺を二乗すると
9−8t2>t2
より
t2<1
となる。したがって
0<t<1
である。ゆえに
t1=0,t2=1
である。
(3)
(2) の二次方程式の正の解をとれば
AB=−3t+319−8t2
である。したがって
AB=−31t+1−98t2
と表せる。
(4)
(1) より cos∠BAC=−31 だから
sin∠BAC=1−91=322
である。よって面積 S は
S=21⋅AC⋅AB⋅sin∠BAC=21⋅t(−3t+319−8t2)⋅322
より
S=92(−t2+t9−8t2)
である。
g(t)=−t2+t9−8t2 とおくと
g′(t)=−2t+9−8t2−9−8t28t2
である。g′(t)=0 を整理すると
32t4−36t2+9=0
となる。u=t2 とおくと
32u2−36u+9=0
より
u=43, 83
を得るが,元の条件を満たすのは u=83 である。したがってt=83=46で最大となる。
このとき
g(46)=−83+46⋅6=89
だから
Smax=92⋅89=82
である。よって
t=46 で最大値 82 をとる。
(5)
高さ z=t における断面は三角形 ABC そのものであるから,体積 V は断面積 S(t) の積分で与えられる。
S(t)=92(−t2+t9−8t2) であるので
V=∫01S(t)dt=92∫01(−t2+t9−8t2)dt
となる。ここで
∫01t9−8t2dt=1213,
また
∫01t2dt=31
だから
V=92(1213−31)=92⋅43=122
である。