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上智大学 2024年度 学部学科試験・共通テスト併用方式理工学部数学 第2問

次の条件によって定められる数列 {an} を考える。a1=2,an+1=an2+an+1(n=1,2,3,)(1) an2 は5で割り切れることを証明せよ。

(2) an2+15n で割り切れることを証明せよ。

難易度6/ 10計算量4/ 10目安18

数列整数論証・証明 数学的帰納法、合同式、帰納的定義の利用

方針

(1) 初項が 2 なので,an2(mod5) を数学的帰納法で示す。

(2) an+12+1an2+1 を含む形に因数分解し,(1) で得た合同式からもう一つの因子が5の倍数であることを示す。これを帰納法で 5n まで引き上げる。

解答

(1)

数学的帰納法で示す。

n=1 のとき,a1=2 だから
a12=0
であり,5で割り切れる。

n=k のとき ak2 が5で割り切れる,すなわち
ak2(mod5)
と仮定する。このときak+1=ak2+ak+122+2+1=72(mod5).
よって ak+12 も5で割り切れる。

したがって,すべての n についてan2(mod5),an2 は5で割り切れる。(2)

まずan+12+1=(an2+an+1)2+1を展開すると=an4+2an3+3an2+2an+2.
一方,
(an2+1)(an2+2an+2)
を展開すると=an4+2an3+2an2+an2+2an+2=an4+2an3+3an2+2an+2.
よってan+12+1=(an2+1)(an2+2an+2)である。

ここで(1)より an2(mod5) だからan2+2an+222+22+2=100(mod5).
すなわち,an2+2an+2 は5で割り切れる。

これを用いて数学的帰納法を行う。

n=1 のとき
a12+1=22+1=5
であり,51 で割り切れる。

n=k のとき ak2+15k で割り切れると仮定する。このときak+12+1=(ak2+1)(ak2+2ak+2).
仮定より第1因子は 5k で割り切れ,また(1)より第2因子は5で割り切れるから,積は 5k+1 で割り切れる。

よってすべての n について
an2+1 は 5n で割り切れる。

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出典: 上智大学 2024年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。