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東北大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

次の2平面が与えられている.α:4x+12y3z=12,β:8x9y+5z=9このとき,平面αβの交わりの直線方向の単位ベクトルuを求めよ.
また,平面αに平行でuに垂直な単位ベクトルvを求めよ.
ただし,uvx成分はいずれも正とする.

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10

ベクトル ベクトル成分計算内積の利用座標設定

方針

交線方向は2平面の法線の双方に垂直である。
成分を未知数として連立方程式を解き、長さと x 成分の符号を整える。

解答

平面 α,β の法線ベクトルはそれぞれnα=(4,12,3),nβ=(8,9,5)である。交線方向を (l,m,n) とすると4l+12m3n=0,8l9m+5n=0.これを解くと (l,m,n)(3,4,12) の実数倍である。
長さが13で x 成分が正だからu=(313,413,1213).次に v=(l,m,n) とおく。α に平行で
u に垂直という条件は4l+12m3n=0,3l4m12n=0.この解は (12,3,4) の実数倍である。長さが13で
x 成分が正だからv=(1213,313,413).

別解

解法2(平面内の基底を作る)

方針

まず2法線に垂直な整数ベクトルを消去法で得る。
α 内では、法線に垂直な簡単な2本を基底として
u との直交条件を1本の式に落とす。

解答

交線方向 (l,m,n) について2法線との垂直条件を消去すると4l+3m=0,n=4l.l=3 とすれば (3,4,12) を得るので、正規化してu=(313,413,1213).平面 α に平行な簡単な2本のベクトルとしてp=(3,1,0),q=(3,0,4)を取れる。実際、どちらも4x+12y3z=0を満たす。v=sp+tq とおき、
(3,4,12) との内積を0とすると13s39t=0,すなわち s=3t である。よって3p+q=(12,3,4).これを正規化し、x 成分を正に選べばv=(1213,313,413).

総評

難度4、計算量3、目安6〜10分。交線方向は両法線に垂直であり、平面内のもう1本は法線と交線方向の双方に垂直である。
採点では2つの垂直条件、単位長への正規化、x 成分を正にする向きの選択が必須である。
成分方程式と高校範囲の内積だけで2通りに導いた。
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出典: 東北大学 1981年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。