方針
取り出しは偶数が出た時点で終了し、偶数が出なければ最大 n 回まで続く。最大値 M が 1,2,4 になる場合は直接数えやすいので先に求め、M=3 は全体から引く。別解として、M=3 も「4が出ず、少なくとも一度3が出る」場合として直接分類できる。
解答
取り出した番号の最大値を M とする。
M=1 となるのは n 回すべて1が出る場合だけなのでP(M=1)=4−n.M=2 では、第 j 回に2が出て止まり、それ以前はすべて1である。したがってP(M=2)=j=1∑n4−j=31−4−n.M=4 では、第 j 回に4が出て止まり、それ以前は1または3であるからP(M=4)=j=1∑n(21)j−141=21(1−2−n).残りが M=3 なのでP(M=3)=1−P(M=1)−P(M=2)−P(M=4)=61+2−n−1−324−n.よって確率分布はMP(M)14−n231−4−n361+2−n−1−324−n421(1−2−n)
別解
解法2(累積分布から差を取る)
方針
取り出した最大値Mの累積分布を先に求める。Mが1以下、2以下、3以下となる事象は、それぞれ許される継続列と停止球を整理すると簡単になる。最後に隣り合う累積確率の差を取る。
解答
取り出した最大値を M とする。
M≦1 となるのは n 回すべて1のときだけだからF(1)=4−n.M≦2 は、すべて1で終わるか、1が続いた後に2が出て止まる場合である。よってF(2)=4−n+j=1∑n4−j=31+324−n.M≦3 は「4が一度も停止球にならない」ことと同値である。4が第 j 回に初めて出る確率を除くとF(3)=1−j=1∑n(21)j−141=21+2−n−1.もちろん F(4)=1 である。したがって隣接差からMP(M)14−n231−4−n361+2−n−1−324−n421(1−2−n)を得る。
総評
難度は10段階で6、計算量は5程度で、目安は30分。停止前の条件が M=2 では「すべて1」、M=4 では「すべて奇数」と異なる点が要所である。M=3 は余事象で求め、4つの確率が非負で和が1になることも確認した。
冊子PDFで見る東北大の確率の問題で問題集を作る
出典: 東北大学 1982年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。