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東北大学 1986年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

数列{an}を次の式で帰納的に定義する.a1=3,ak+1=4ak+3(k=1,2,)(1) 一般項anを求めよ.

(2) 次の和を求めよ.k=1n1log2(ak+1)log2(ak+1+1)

難易度4/ 10計算量3/ 10目安14

数列指数・対数 漸化式の変形、部分分数分解、和の計算

方針

漸化式の定数項を消すために ak+1 に注目する。すると ak+1+1=4(ak+1) となり、等比数列として一般項がすぐに出る。第2問の和では、ak+1=4k から log2(ak+1)=2k と簡単になり、1/(k(k+1)) の部分分数分解で和を求める。

解答

(1)
与えられた漸化式は ak+1=4ak+3 である。両辺に1を加えると ak+1+1=4ak+4=4(ak+1) となる。また a1+1=3+1=4 である。したがって an+1 は初項4、公比4の等比数列であり、an+1=4n である。よって an=4n1 である。

(2) (1) より ak+1=4k であるから log2(ak+1)=log24k=2k である。同様に log2(ak+1+1)=2(k+1) である。

したがって求める和はk=1n1log2(ak+1)log2(ak+1+1)=k=1n1(2k)2(k+1)である。すなわち =14k=1n1k(k+1) である。ここで 1k(k+1)=1k1k+1 だから k=1n1k(k+1)=11n+1=nn+1 である。よってk=1n1log2(ak+1)log2(ak+1+1)=n4(n+1)である。

別解

解法2(漸化式を順に展開)

方針

漸化式を繰り返し代入し、初項の寄与と定数項の等比和を分けて一般項を出す。対数を 2k に直した後、隣接項の差に分解して和を取る。

解答

(1)
漸化式を順に戻すとan=4n1a1+3(1+4++4n2)=34n1+34n113=4n1.(2)
ak+1=4k なのでlog2(ak+1)=2k,log2(ak+1+1)=2(k+1).よってk=1n1log2(ak+1)log2(ak+1+1)=14k=1n1k(k+1)=14k=1n(1k1k+1)=n4(n+1).

総評

一次漸化式と対数和を結ぶ問題で、目安は14分。an+1に注目する標準解法と反復代入の双方で一般項を確認する。対数の底2によりlog2(4k)=2kとなり、最後は1/{k(k+1)}の望遠和になる。

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出典: 東北大学 1986年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。