方針
漸化式の定数項を消すために ak+1 に注目する。すると ak+1+1=4(ak+1) となり、等比数列として一般項がすぐに出る。第2問の和では、ak+1=4k から log2(ak+1)=2k と簡単になり、1/(k(k+1)) の部分分数分解で和を求める。
解答
(1)
与えられた漸化式は ak+1=4ak+3 である。両辺に1を加えると ak+1+1=4ak+4=4(ak+1) となる。また a1+1=3+1=4 である。したがって an+1 は初項4、公比4の等比数列であり、an+1=4n である。よって an=4n−1 である。
(2) (1) より ak+1=4k であるから log2(ak+1)=log24k=2k である。同様に log2(ak+1+1)=2(k+1) である。
したがって求める和はk=1∑nlog2(ak+1)log2(ak+1+1)1=k=1∑n(2k)2(k+1)1である。すなわち =41k=1∑nk(k+1)1 である。ここで k(k+1)1=k1−k+11 だから k=1∑nk(k+1)1=1−n+11=n+1n である。よってk=1∑nlog2(ak+1)log2(ak+1+1)1=4(n+1)nである。
別解
解法2(漸化式を順に展開)
方針
漸化式を繰り返し代入し、初項の寄与と定数項の等比和を分けて一般項を出す。対数を 2k に直した後、隣接項の差に分解して和を取る。
解答
(1)
漸化式を順に戻すとan=4n−1a1+3(1+4+⋯+4n−2)=3⋅4n−1+3⋅34n−1−1=4n−1.(2)
ak+1=4k なのでlog2(ak+1)=2k,log2(ak+1+1)=2(k+1).よってk=1∑nlog2(ak+1)log2(ak+1+1)1=41k=1∑nk(k+1)1=41k=1∑n(k1−k+11)=4(n+1)n.
総評
一次漸化式と対数和を結ぶ問題で、目安は14分。an+1に注目する標準解法と反復代入の双方で一般項を確認する。対数の底2によりlog2(4k)=2kとなり、最後は1/{k(k+1)}の望遠和になる。
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出典: 東北大学 1986年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。