方針
放物線 の接点を とすると接線は である。点 を通る条件から、接点の は2次方程式 の2根になる。2本の接線と放物線で囲まれる面積は、接点間隔 の3乗に比例し、具体的に である。したがって単位円上で を最大化し、2本の接線が異なる条件も確認する。
解答
放物線 の における接線は である。この接線が点 を通る条件は すなわち である。したがって、点 から引ける接線の接点の 座標を とすると、 はこの2次方程式の2根である。異なる2本の接線が引ける条件は である。
ここで、2本の接線と放物線で囲まれる面積を で表す。 とする。2本の接線の交点の 座標は、 より である。したがって面積はの絶対値であり、計算すると である。よって面積を最大にするには を最大にすればよい。
2次方程式の根の差について である。したがって を単位円 の上で最大にすればよい。 より である。これは のとき最大値 をとる。このとき なので である。さらに だから、接線は確かに異なる2本である。
よって求める点はである。
別解
解法2:接点を中点と半間隔で対称化する
方針
二つの接点を と置く。根と係数の関係から である。座標を と平行移動すると、左右の囲まれた部分は同じ形になり、放物線と各接線の差は接点からの距離の2乗になる。面積を だけで積分し、単位円条件で を最大化する。
解答
接点の 座標を とすると接線はこれが を通る条件は である。二根をと置くと、根の積から二接線の交点の 座標は である。放物線と での接線との差は 側も同様である。よって囲まれた面積はしたがって を最大にすればよい。単位円上では最大は のときであり、そのとき である。さらに なので接線は異なる。よって求める点はである。
総評
難度7、計算量7、目安時間22分。接点を未知数にして、点を通る接線条件を2次方程式へ変えるのが第一の山である。面積が接点間隔の3乗に比例することは、積分区間を左右に分けて根拠を示す。接点の中点と半間隔による対称化でも同じ式を確認した。単位円条件で平方完成した後、判別式が正で異なる2接線になることまで確認する。