方針
位置の差は速度差を積分して求める。初期位置が同じなので、 と の位置差はであり、これは になるので距離もそのまま非負で表せる。最大値は から候補 を調べるが、 では値が0なので最大候補は端 と である。 が区間内に入るか、さらに と の大小で場合分けする。最後はその最大値を について最小にする。
解答
(1)
時刻0では2点とも原点にあるので、時刻 における位置の差はである。速度差は すなわち である。したがってである。これは常に なので、2点間の距離は である。ただし問題の時刻では を考える。
(2) より である。端点では である。また が区間 に入るとき、 である。 が区間に入るときは なので最大値の候補にはならない。
まず または のとき、 は区間に入らない。このとき最大値は端点 で である。
次に のときは、 も候補になる。そこで を用いる。 では なので最大値は である。 では両者が等しく、 であるから、最大値は である。 では なので最大値は である。
以上をまとめると、最大値はである。最大値をとる時刻は、それぞれ である。
(3) の最大値を とする。 では であり、この範囲では を に近づけるほど小さくなる。したがってこの部分での最小は で である。 では であり、これは について増加する。したがってこの部分でも最小は で である。 では はさらに大きい。
よって最大値を最も小さくする は である。
別解
解法2(候補値の下界を一致させる)
方針
距離を積分して とし、端点と停留点の値を比較する。(3)では最大値が少なくとも2つの候補値以上になることを使い、その下界が一致する を探す。
解答
(1)
位置の差はだから(2) で最大値の候補となる値はと、 のときのである。 は最大候補でない。またよって最大値と時刻は(3)
なら なら では である。したがって最大値は常に 以上で、 のとき実際に等号となる。求める値は
総評
速度差、区間最大、パラメータの最小化を三段階で処理する問題で、目安は38分。距離がと非負になる点、停留点が区間内か、境界で2候補が一致する点が得点の柱になる。