方針
長方形を最大に取り除けば残りの面積が最小になる。高さを とすると,水平線 が図形 を切る左右端は,左が直線から ,右が放物線から である。よって長方形面積を の関数にし, と置いて微分を軽くする。最後に 全体の面積から最大長方形面積を引く。
解答
残りの部分の面積を最小にするには,取り除く長方形の面積を最大にすればよい。
まず図形 を確認する。放物線は であり, 軸とは で交わる。また直線 とは より で交わる。したがって の上側の境界は, では直線 , では放物線である。
座標軸に平行な辺をもつ長方形が 内にあるとする。長方形を真下に動かしても から出ないので,最大の長方形は下辺を 軸上にもつとしてよい。上辺の高さを とすれば である。
高さ の水平線で を切る。左端は直線 から である。右端は放物線 から すなわち であり,右側の境界なので である。したがって高さ の長方形の最大面積を とすると である。
ここで とおく。すると , である。また なのでである。微分するとである。 で符号が変わる点は だけであり, はそこで最大となる。実際, で , で である。
このときであるから, である。
次に の面積を求める。上側境界に従ってである。したがって残りの部分の面積の最小値はである。
別解
解法2
方針
長方形の右上頂点を放物線上の と置く。左上頂点は直線 上に来るので、幅と高さがともに の式になり、根号なしの4次式を直接最大化できる。
解答
残りの面積を最小にするには、取り除く長方形の面積を最大にすればよい。最大の長方形は、下辺を 軸、左上頂点を直線 、右上頂点を放物線上に置ける。
右上頂点の 座標を とすると、高さはである。左端は 、右端は だから、長方形の面積は とおけばであり、したがって最大はで生じ、代入してを得る。
一方、図形 の面積はよって残りの面積の最小値はである。
総評
難易度は7,計算量は6程度である。想定時間は24分から34分程度。長方形を最大化する問題であり,下辺を 軸上に置ける理由を最初に説明することが重要である。水平断面の左端を ,右端を と取るところで,放物線の左枝を選ぶ誤りが出やすい。最大化は根号を含むので 置換で整理する。最後に長方形面積ではなく, 全体から引いた残りの面積を答える点にも注意する。