方針
(1) は球の中心と接点を結ぶ半径が接平面に垂直であることから平面を決める。(2)では、 が接平面上にあるため、中心 、接点 、点 の三角形が直角になる。半径1の球面と半径13の球面が交わる条件を中心間距離で表し、 の動ける範囲を平面上の円板として求める。最後に頂点 から平面までの距離を高さにする。
解答
(1)
球面 の中心を とすると であり、半径は である。また なので、原点 は確かに球面上にある。接平面は半径 に垂直だから、法線ベクトルは である。原点を通るので、求める平面は である。
(2) は平面 上にあるので、 は法線方向 と垂直である。したがって三平方の定理より である。
中心 、半径1の球面が、中心 、半径13の球面 と交わるためには、中心間距離が を満たせばよい。ここでは がすでに成り立つので、必要十分条件は である。よって すなわち である。したがって の動く範囲は、平面 上で中心 、半径 の円板であり、その面積は である。
次に、頂点 から平面 までの距離を求める。平面の法線の長さは であり、 だから、高さは である。よって錐体 の体積は である。
別解
解法2:二つの球の中心間距離から底面を決める
方針
接平面は中心と接点を結ぶ半径に垂直である。平面上の点 と球の中心の距離を三平方で表し、半径1と13の球が交わる条件から の円板を決める。最後に頂点から平面までの距離を求める。
解答
(1)
球面 の中心をとするとよって は球面上にあり、接平面の法線は である。したがって(2)
なので であり、半径13の球面と半径1の球面が交わる条件はここでは だから、必要なのは だけである。よってしたがって の動く範囲は、 上で中心 、半径 の円板であり、底面積は頂点 から までの距離はよって
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5。接平面の法線を中心方向から取るところまでは標準的だが、(2)では2つの球面が交わる条件を中心間距離で正しく書く必要がある。 が自動的に成り立つため下限を気にしなくてよい、という確認が答案を強くする。試験場では15分程度で、底面円板の半径と高さ39を別々に求めるとよい。