方針
(1) は原点を通る平面 に を代入して係数を決める。(2)は、2つの方向ベクトルから の方程式 を作り、 を連立する。(3)では求めた共有点 を(1)の平面に代入し、仮定 を使って必要十分条件を整理する。
解答
(1)
3点 を通る平面 は原点 を通るので と書ける。 として とおくと である。
点 を代入すると すなわち である。同様に を代入して を得る。2式を引くと であり、 より である。これを戻すと である。したがって である。
(2)
平面 は点 を通り、方向ベクトル を含む。この2つの方向に垂直なベクトルとして を取れる。よって の方程式は である。整理して となる。 では である。したがって共有点 は を満たす。さらに を代入して を得る。 なので、それぞれ である。これらを等しくすると である。 より である。したがって である。よって である。
(3) が 上にあるためには、(1)の平面の方程式に を代入して0になればよい。すなわち である。左辺を整理すると である。仮定より だから、これは と同値である。よって必要十分条件は である。
別解
解法2:rの3次式として係数を比較する
方針
平面 の式を、与えられた点と2方向を代入して決める。共有点 ではその左辺が を根にもつ3次式になる。因数分解した式との係数比較から を一度に求める。
解答
(1)
を通る平面を とおく。
を代入すると よりしたがって(2)
の方程式をとする。2つの方向ベクトルを代入する条件と を通る条件を解けばを得る。
共有点を とする。左辺を の式とみたは を根にもつ。最高次係数が なので係数を比較するとよって(3)
を の式へ代入すると だから、必要十分条件はである。
総評
空間曲線上の点と接するように定めた平面を、座標計算で処理する問題である。目安時間は27分。 の方程式 を正しく作れるかが山場である。(3)は共有点を代入したあと、仮定 、 を使って条件を まで落とす。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。