方針
勝敗が決まるのは、1、5、6のいずれかが初めて出た時点である。最初の 回が2、3、4のいずれかで、次に1が出れば勝ち、5または6が出れば負ける。5回とも2、3、4しか出ない場合が引き分けである。等比級数で処理し、確率の和が1になることも確認する。
解答
各回について、勝敗に関係しない目は の3個なので、その確率は である。また、勝ちを決める目 が出る確率は 、負けを決める目 が出る確率は である。
勝つのは、最初の 回 はすべて のいずれかで、 回目に1が出る場合である。したがって勝つ確率はである。
同様に、負ける確率はである。
引き分けは、5回すべてで が出ない場合である。よって である。実際 となり、全場合を尽くしている。
別解
解法2:最初の決着の目に条件を付ける
方針
5回以内に決着する確率を先に求める。決着したという条件のもとでは、最初の決着の目は の比 で現れるため、勝ちと負けを に分ける。
解答
1回の試行で勝敗を決めない目 が出る確率はしたがって5回とも決着しない確率、すなわち引き分けの確率はよって5回以内に のどれかが初めて出る確率は決着する目が出たという条件のもとでは、 は同様に確からしい。したがって最初の決着の目が である確率は 、 または である確率は である。
以上より
総評
難度は10段階中4、計算量は10段階中3。最初に出た有効な目だけで勝敗が決まると見抜けば短い。5回という制限があるため、何も起こらない場合を引き分けとして別に数える必要がある。試験場では8分程度で、勝ち・負け・引き分けの和が1になる確認まで書くと安心である。