方針
(1) は平面 に全ての点があると仮定し、複数の を代入して係数がすべて0になることを示せば反例になる。(2)は と を組み合わせて球面の方程式を作る。(3)は と置き、対数の性質で3座標の間の一次関係を見つける。
解答
(1)
点がすべて同一平面上にあると仮定する。その平面を とする。この平面にすべての点 があるなら がすべての で成り立つ。 を代入すると である。 を代入すると である。これらを引いて を得る。さらに である。 を代入すると である。これと から である。最後に を代入すると である。
したがって平面の係数がすべて0になってしまい、平面を定められない。よって命題(1)は である。
(2) とおく。まず である。また である。したがって が成り立つ。これは と書けるので、同一球面上にある。よって命題(2)は である。
(3) とおく。このとき であり、また である。第2座標を 、第3座標を とすると である。一方 である。したがって である。座標を と書けば なので という平面上にある。よって命題(3)は である。
別解
解法2:対称なパラメータ値を比べる
方針
(1) は と 、 を比べ、仮に平面があれば各係数が0になることを示す。(2)は三角関数を消去して球面の式を作る。(3)は とおいて対数の差を整理する。
解答
(1)
すべての点が平面上にあると仮定する。点の式を代入し、 と の式を引くとがすべての で成り立つので である。
次に と の式を引くとより である。残りは であり、
を代入すると となる。これは平面を定めないので、
命題は正しくない。
(2) とおくとよってしたがって中心 、半径2の同一球面上にあり、命題は正しい。
(3)
とおく。第2、第3座標を とすれば第1座標を と書けばしたがって同一平面上にあり、命題は正しい。
総評
3つの命題を、恒等的な関係式の有無で判定する問題である。目安時間は18分。(1)は「平面がある」と仮定して数個の角を代入し、係数がすべて0になることを示すと明快である。(2)は 、(3)は が決定的な変形である。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。