方針
第1式で に依存しない2つの定積分をと置く。すると と直ちに2次式になる。この形を第2式へ代入して を で表し、最後に の定義へ戻って2本の一次方程式を解く。
解答
(1) とおく。すると最初の式はとなる。 は によらない定数なので、 は の2次式である。
(2)
(1) で得た を第2式に代入する。まず であるからである。したがってである。
ここで の定義に戻る。上の式を用いるとである。またである。
よって を解けばよい。第2式を第1式に代入して となるから であり、 である。
したがって である。また に代入して である。
別解
解法2
方針
第1式から と係数を置く。第2式へ代入して を で表し、 を2つの定積分が与える定数として元の式へ戻す。偶奇性を使った2本の一次方程式だけで を決める。
解答
(1)
第1式を展開すると2つの積分は によらないから、定数 を用いてと書ける。よって は2次式である。また係数の意味から(2)を第2式へ代入する。奇関数の積分が0になることを使えばしたがってすなわちこれを解くとよってこれらを元の2式へ代入すれば両辺が一致する。
総評
積分方程式に見えるが、定数化できる積分を見抜くと連立一次方程式に落ちる問題。と置くのが中心で、これにより(1)はほぼ終わる。(2)では の積分で奇関数の項が消えること、を正しく使うことが重要である。最後に の定義へ戻って連立する流れを明確にすれば、計算の根拠が追いやすい答案になる。 積分定数法と係数比較法の両方で同じ2本の連立式を得て、元の積分方程式への代入も確認した。