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東北大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第2問

空間に4点A(4,0,0),B(0,0,2),C(0,1,4),D(3,8,3)がある.

(1) 三角形ABCの面積を求めよ.

(2) 3点ABCを通る平面の方程式を求めよ.

(3) 四面体ABCDの体積を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 ベクトル成分計算座標設定面積計算

方針

ABAC から両方に垂直なベクトルを作り,その長さで三角形の面積を求める。同じ垂直ベクトルを法線として平面の方程式を立てる。(3) は底面 ABC と点 D の距離,または3本のベクトルで作る体積を用いて求める。

解答

(1) AB=BA=(4,0,2),AC=CA=(4,1,4)である。これらの両方に垂直なベクトルを計算すると n=(2,8,4) を取ることができる。実際,nAB=88=0,nAC=8+816=0である。したがって三角形 ABC の面積は12n=12(2)2+82+(4)2=1284=21である。

(2) 法線ベクトルは (2,8,4) を簡単にして (1,4,2) と取れる。平面の方程式を x4y+2z+k=0 とおく。点 A(4,0,0) を通るので 4+k=0 より k=4 である。したがって求める平面は x4y+2z4=0 である。点 B,C を代入しても,それぞれ 00+44=004+84=0 となり確かに通る。

(3) D(3,8,3) から平面 ABC までの距離を求める。平面の式から348+23412+(4)2+22=2721である。よって四面体の体積はV=13[ABC]2721=13212721=9である。

底面 ABC と点 D

別解

解法2

方針

垂直ベクトルを先に作らず、2辺の長さと内積から三角形の面積を求める。平面は一般形へ3点を代入し、体積はその平面と点 D の距離を高さとして計算する。

解答

(1) AB=(4,0,2),AC=(4,1,4).したがってAB2=20,AC2=33,ABAC=24.三角形の面積を S とすると(2S)2=AB2AC2(ABAC)2=2033242=84.よって S=21 である。

(2)
平面を ux+vy+wz=k とおく。A,B,C を代入すると4u=k,2w=k,v+4w=k.u=1 と取れば k=4, w=2, v=4 となるのでx4y+2z=4である。

(3)
D(3,8,3) から平面 x4y+2z4=0 までの距離はh=348+23412+(4)2+22=2721である。(1)で求めた底面積 S=21 を用いるとV=13Sh=13212721=9である。

総評

難度は10段階中5、計算量は10段階中5。目安時間は15分から20分。空間座標の標準問題で,面積・平面・体積が同じ法線ベクトルを軸に連動している。最初に ABAC に垂直なベクトルを正しく作れば,(1) と (2) はほぼ同時に解ける。(3) は距離を使う方法とベクトルの体積計算のどちらでもよいが,符号は絶対値で処理する。 2解法の結論を照合し、端点・符号・定義域・必要十分性を再確認した。図を含む場合は本文との対応と縮尺に依存しない論証も確認している。

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出典: 東北大学 1995年度 後期日程 文系 第2問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。