方針
と から両方に垂直なベクトルを作り,その長さで三角形の面積を求める。同じ垂直ベクトルを法線として平面の方程式を立てる。(3) は底面 と点 の距離,または3本のベクトルで作る体積を用いて求める。
解答
(1) である。これらの両方に垂直なベクトルを計算すると を取ることができる。実際,である。したがって三角形 の面積はである。
(2) 法線ベクトルは を簡単にして と取れる。平面の方程式を とおく。点 を通るので より である。したがって求める平面は である。点 を代入しても,それぞれ , となり確かに通る。
(3) から平面 までの距離を求める。平面の式からである。よって四面体の体積はである。
底面 と点
別解
解法2
方針
垂直ベクトルを先に作らず、2辺の長さと内積から三角形の面積を求める。平面は一般形へ3点を代入し、体積はその平面と点 の距離を高さとして計算する。
解答
(1) したがって三角形の面積を とするとよって である。
(2)
平面を とおく。 を代入すると と取れば となるのでである。
(3)
点 から平面 までの距離はである。(1)で求めた底面積 を用いるとである。
総評
難度は10段階中5、計算量は10段階中5。目安時間は15分から20分。空間座標の標準問題で,面積・平面・体積が同じ法線ベクトルを軸に連動している。最初に と に垂直なベクトルを正しく作れば,(1) と (2) はほぼ同時に解ける。(3) は距離を使う方法とベクトルの体積計算のどちらでもよいが,符号は絶対値で処理する。 2解法の結論を照合し、端点・符号・定義域・必要十分性を再確認した。図を含む場合は本文との対応と縮尺に依存しない論証も確認している。