方針
Cが 、 とそれぞれ1点だけ共有することは、それぞれの点で接することを意味する。接点のx座標を とし、微分係数の一致から 、 を得る。この2式の差で を示し、さらに接点のy座標の一致を使って を導き、傾きを求める。
解答
と の共有点を とし、 と の共有点を とする。それぞれ共有点が1点だけなので、放物線はその点で接している。
まず微分係数を比較する。 の接点 における傾きは である。一方、 の同じ点での傾きは である。したがって である。
同様に、 の接点 における傾きは なので である。2式を引くと を得る。もし なら となり、条件 に反する。よって である。
次に接点のy座標の一致を用いる。上で得た接線条件から である。したがって であり、同様に である。よって である。
また なので である。これを代入すると である。ここで だから であり、 より である。
線分 の傾きは である。分子を整理すると であるから、傾きは である。
3つの放物線と2接点
別解
解法2
方針
各共有点が接点であることを、差の二次式の判別式0として表す。接点座標は二次式の重解なので、係数から の関係を取り、最後に弦の傾きを因数分解する。
解答
はであり、唯一の共有点 はこの二次式の重解である。よって同様に の重解 について2式を引くと なので である。
接点条件と定数項の比較を整理すると弦の傾きは
総評
難度は10段階中7、計算量は10段階中6。目安時間は25分。採点ポイントは、「1点だけ共有」を接する条件に置き換えること、微分係数の一致から を示すこと、接点の座標条件で を消去することである。誤りやすいのは、 を使う前に で割る条件を確認しないこと、また傾きの分子の符号を逆にすることである。