方針
目の高さを除いた塔の高さを 、地点Aから塔までの水平距離を 、 とおく。3地点での正接を 、、 と表し、距離差の比から を決める。 が決まれば、、塔の実際の高さ、 になる地点までの距離を順に求める。
解答
目の高さ1.5mを除いた、目の位置から塔の頂上までの高さを m とする。また、地点Aから塔までの水平距離を m とし、 とおく。
条件よりである。したがってである。よってである。
倍角公式 を用いるとである。さらに も同様に代入して整理すると を得る。 だから である。
(1) である。
(2) より である。したがって となり、 から である。塔の高さは目の高さ1.5mを足して である。
(3)
地点Aから塔までの距離は である。また である。仰角が となる地点から塔までの距離は である。したがって、地点Aから近づく距離は である。
3地点から塔頂を見る
別解
解法2
方針
塔頂と目の高低差を 、各地点から塔までの距離を と書く。距離差160m,100mの比だけで を決める。
解答
(1)
と置く。3地点の水平距離はしたがってを代入して整理すると 。よって である。(2)
なので塔高は m である。
(3)
、地点Aから塔まで288mだから、近づく距離は
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5。目安時間は22分。採点ポイントは、目の高さを除いた高さ を置くこと、3地点の正接を距離と高さで表し、160mと260mの距離差から式を立てること、 を得た後に高さへ戻すことである。誤りやすいのは、塔の高さに最後の1.5mを足し忘れること、また3回目の移動距離を100mではなくAからの距離として求める点を読み違えることである。