方針
楕円上の点を 、 とおく。接線は標準形からすぐにy切片が出る。法線は接線の傾きの逆符号を使ってy切片を求める。 と置くと となるので、開区間 で最小値が実際に存在する条件を調べる。
解答
楕円E上の点Pを とおく。
Pにおける接線は である。 とすると、接線がy軸と交わる点のy座標は である。
次に法線を求める。楕円の接線の傾きは であるから、法線の傾きは である。したがって法線は である。ここに を代入すると である。
よって である。ここで とおくと、 であり である。 なので である。相加相乗平均より であり、等号は すなわち のときに成り立つ。
この値が開区間 に入るための条件は である。これは すなわち である。
この条件が成り立つとき、Lの最小値は である。 のときは、最小を与えるはずの が となり、第1象限では が含まれないため、最小値は存在しない。
【】
別解
解法2
方針
として得られる を直接微分する。定義域が開区間 であるため、停留点が内部に入る条件と、端点 が除外されることを明確にする。
解答
接線と法線の 切片からを得る。微分すると停留点はであり、 なので、定義域内なら唯一の最小点である。
はと同値である。このとき では は で減少し、下限は で近づくだけで達成されない。
総評
難度は10段階中7、計算量は10段階中6。目安時間は24分。採点ポイントは、接線と法線のy切片をそれぞれ正しく出すこと、 によって開区間 の1変数問題へ落とすこと、下限ではなく最小値が存在する条件として を確認することである。誤りやすいのは、法線のy切片 の符号、また のとき端点が第1象限に含まれない点を見落とすことである。