方針
交点 を 、 の一次結合で表す。 は線分 上かつ線分 上にあるので、2通りの表示を係数比較すれば が の形で出る。直交条件は 。ここで 、、 を代入し、 に解をもつ を調べる。最後に、その補集合が「どのように をとっても垂直にならない」範囲である。
解答
、 とおく。条件よりである。また である。
まず の位置ベクトルを求める。 は線分 上にあるので、ある実数 を用いて と書ける。また、 は線分 上にもあるので、ある実数 を用いて と書ける。係数を比較して である。第2式から であり、これを第1式へ代入すると である。整理して だから、 より で となる。したがってである。
次に であるから、直交条件は である。分母 は正なので、分子だけを調べればよい。である。
したがって、 と が垂直になる が存在する条件は を満たす が存在することである。 のとき、左辺は となり、 によらず0にならない。 のときは である。よって垂直になる が存在する条件は である。これは と同値であり、整理すると すなわち である。因数分解して となる。 なので、これは を意味する。
したがって、ある で垂直になるのは のときである。求めるのは、どのように をとっても垂直にならない の範囲なので である。なお では が必要になるが、問題では なので は含まれず、垂直にはならない。
点 は2本の線分 と の交点である。図は一例で、 を動かしても係数表示は変わらない。
総評
交点をベクトルで表し、最後に の取り得る範囲へ落とす問題である。目安時間は25分。計算の山場は の位置ベクトルで、 上と 上の2表示を丁寧に係数比較できれば後半が見通しやすい。直交条件では と 、 を入れるだけだが、 となる の扱いを飛ばさないこと。端点 では となり、 の範囲外であるため含まれる。