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東北大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

stを実数とする。以下の問いに答えよ。

(1) x=s+t+1y=st1とおく。
sts0t0の範囲を動くとき,点(x,y)の動く範囲を座標平面内に図示せよ。

(2) x=st+st+1y=s+t1とおく。
stが実数全体を動くとき,点(x,y)の動く範囲を座標平面内に図示せよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安25

図形と方程式関数 文字消去グラフの概形、範囲評価

方針

(1) は連立一次式を s,t について解き、s0,t0(x,y) の半平面条件に直す。(2)は y=s+t1 から t=y+1s を消去し、固定した y に対して xs の二次式としてどこまで動けるかを見る。下向き放物線の最大値以下がすべて実現するので、境界放物線の左側の領域になる。

解答

(1) x=s+t+1,y=st1 である。2式を加えると x+y=2s であり、2式を引くと xy2=2t である。したがって s=x+y2,t=xy22 である。

条件 s0,t0x+y0,xy20 と同値である。よって点 (x,y) の動く範囲は x+y0,xy2 を同時に満たす領域である。図示すると、直線 y=x の上側と直線 y=x2 の下側の共通部分であり、境界線を含む。

(2) y=s+t1 より t=y+1s である。これを x=st+st+1 に代入すると x=s(y+1s)+s(y+1s)+1 =s2+(y+3)sy である。

ここで s は任意の実数を動く。固定した y に対して、右辺は s の下に凸でない二次式であり、最大値は頂点 s=y+32 でとる。その最大値は (y+3)24y=y2+2y+94 である。逆に、この最大値以下の任意の x は、対応する二次方程式が実数解 s をもつので実現できる。

したがって点 (x,y) の動く範囲は xy2+2y+94 である。図示すると、境界 x=(y+1)2+84 をもつ右向きの放物線と、その左側の領域であり、境界を含む。

消去後の2つの領域を図示すると次のようになる。青色部分は境界を含む。

総評

難度5、目安時間25分。どちらも文字消去で領域を出す問題である。(1)は s,t を解いて半平面条件に戻せばよい。(2)は y を固定して x の最大値を考えるのが自然で、二次式の最大値以下がすべて実現することを確認すると、図示すべき側を誤りにくい。

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出典: 東北大学 2012年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。