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東北大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

aを実数とし,空間に5点A(6,0,0),B(0,6,0),C(0,0,3),P(2a,0,2a+1),Q(0,2a,2a1)をとる。

(1) 線分PQが三角形ABCの辺または内部と共有点をもつaの範囲を求めよ。

(2) (1)の共有点と原点との距離の最小値と,そのときのaの値を求めよ。

難易度6/ 10計算量6/ 10目安26

ベクトル図形と方程式微分 座標設定、パラメータ処理、微分による最大最小

方針

線分 PQ 上の点を (1λ)P+λQ0λ1 と表す。三角形 ABC は平面 x+y+2z=6 上にあり、さらに第1象限側の三角形なので、平面との交点が三角形内にあるには座標が x,y,z0 を満たせばよい。平面条件から λ=(3a2)/2 を出し、線分条件と三角形内条件を合わせる。(2) は共有点の座標を a で表し、原点からの距離の2乗を最小化する。

解答

(1)

線分 PQ 上の点を X=(1λ)P+λQ(0λ1) とおく。P=(2a,0,2a+1)Q=(0,2a,2a1) だから X=(2a(1λ), 2aλ,(1λ)(2a+1)+λ(2a1)) である。第3成分を整理すると (1λ)(2a+1)+λ(2a1)=2a+12λ なので X=(2a(1λ), 2aλ,2a+12λ) である。

三角形 ABC を含む平面は、切片形より x+y+2z=6 である。点 X がこの平面上にある条件は 2a(1λ)+2aλ+2(2a+12λ)=6 である。左辺を整理すると 6a+24λ=6 だから λ=3a22 である。

線分上の点であるためには 0λ1 が必要である。したがって 03a221 より 23a43 である。

この範囲で交点の座標を確認すると X=(a(43a), a(3a2), 3a) である。2/3a4/3 では a(43a)0,a(3a2)0,3a>0 なので、平面上の交点は三角形 ABC の辺または内部にある。よって求める範囲は 23a43 である。

(2)

(1) の共有点は X(a)=(a(43a), a(3a2), 3a) である。原点からの距離の2乗を F(a)=OX2 とおくと F(a)=a2(43a)2+a2(3a2)2+(3a)2 である。これを展開すると F(a)=18a436a3+21a26a+9 である。微分すると F(a)=72a3108a2+42a6=6(a1)(12a26a+1) である。ここで 12a26a+1=12(a14)2+14>0 である。したがって F(a) の符号は a1 の符号で決まる。

範囲 2/3a4/3 では、F(a)a=1 で最小になる。このとき X=(1,1,2) であり OX2=12+12+22=6 である。よって最小値は 6 で、そのとき a=1 である。

総評

難度6、計算量6。目安時間は26分。線分と三角形の共有条件を、まず平面との交点として処理するのが基本である。0λ1 だけでなく、交点が三角形 ABC の内部または辺上にあること、つまり座標が非負であることも確認する。(2) は距離の2乗を最小化する。展開は重いが、微分後に F(a)=2(a1)(36a218a+3) と因数分解でき、2次因子が常に正であることを示せば最小点が明確になる。 別解監査では、交点を三角形の重心座標で表す方法も可能だが、線分の媒介変数表示と同じ条件整理になるため独立解法として数えていない。

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出典: 東北大学 2014年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。