方針
整数点を数えるには、各整数 に対して許される整数 の個数を数える。条件は なので、個数は である。 を3で割った余りで見ると増分が規則的になり、 は に の3本の縦列を加えたものとして数えられる。面積は上側境界を積分して求め、最後は と の式を代入して極限を計算する。
解答
(1) のとき であり、整数 は である。条件 は である。
各 について整数 の個数を数えるとである。したがって である。
(2) は に、整数 について の3本の縦列を加えたものである。各列での整数 の個数を数える。 のとき なので、整数 は の 個である。 のとき なので、整数 は 個である。 のとき なので、整数 は 個である。
したがって増える整数点の個数は であり である。
(3)
(2) より である。 だからである。よって である。
(4)
領域 の面積は である。したがってである。
よってである。したがってであり、極限値は である。
別解
解法2(床関数を3列ずつまとめる)
方針
各整数 に対する整数 の個数を床関数で表し、 の3種類に分けて和を直接計算する。得られた から (1)(2) を確認し、面積との比の極限へ進む。
解答
各整数 を固定すると、条件を満たす整数 の個数はである。 を3で割った余りごとに分けるととなる。
(3)
上の表から直接和を取るとである。
(1)
を代入してである。
(2) だからである。
(4) なのでである。
総評
難度5、計算量5。目安時間は22分。格子点を各 ごとに縦に数える問題である。(1) は小さい表で確認し、(2) では が に3列を追加するだけであることを使うと、床関数を直接扱わずに済む。増分 を出した後は階差数列で が求まる。(4) は面積 と比較するだけだが、 の分子を取り違えないようにする。 別解監査では、解法1は領域を3列ずつ拡張する階差法、解法2は床関数の和を剰余類で直接計算する方法であり、独立した数え方として両方を収録した。