方針
まず を調べ、臨界点 が区間 に入るかで を分ける。(2)は接線が原点を通る条件を とし、 がどちらの区間に属するかを確認する。(3)は の二乗を最小化し、場合分けの境界 も比較する。
解答
(1) である。 となる正の点は である。 のとき であり、 は で最大となる。このとき だから である。よって である。
のときは であり、 では最大は端点 で生じる。したがって である。 ではどちらも8となり一致する。よってである。
(2)
接点を とする。接線が原点を通る条件は、接線の傾きが に等しいことなので すなわち である。
のとき であり、 である。したがって より、、すなわち を得る。これは を満たす。
のときは であり、条件は である。 では だから となり、解はない。
よって である。接線の傾きは に を代入して である。
(3)
なので、 を最小化すればよい。
のとき である。この対数微分に相当する計算として なので、 で最小となる。このとき であり、 である。
のとき である。 ではこれは増加し、最小でも のとき である。したがって全体の最小値は である。
別解
解法2(相加・相乗平均による最大化)
方針
最大値を決める部分を微分ではなく相加・相乗平均で処理する。 と残差の比を等号条件から定め、最後の も3項の相加・相乗平均で一度に評価する。
解答
(1)
とおく。 でである。 の範囲では、, とおくと であり、である。3つの正数 の和は だから、相加・相乗平均よりである。等号はすなわちのときに成り立つ。
ならこの は に入るからである。 では において であるから、 は端点 まで増加しである。したがってとなる。
(2)
ではである。原点を通る接線の条件 からを得る。 では であり、同じ条件は となって解をもたない。したがってである。
(3)
ではである。3つの正数 に相加・相乗平均を用いるとであり、を得る。等号は のときに成り立つ。 ではである。よって全体の最小値はである。
総評
難度7、計算量7。目安時間は25分。最大値関数 の場合分けを作り、その後で接線条件と最小化へ進む問題である。採点点は、臨界点が に入る条件 、接線が原点を通る条件 、 の最小化で二乗を扱う判断である。 の境界で式がつながることと、 の場合に解がないことを確認すると答案が締まる。 第2解法では主解法と異なる構造を用い、同じ結論を独立に再現した。