方針
交点は 、すなわち の根で決まる。(1) は2次方程式が0と異なる2つの実根を持つ条件を調べる。(2) は とおき、2次方程式の根を と表す。 では0が2根の間に入るため面積の分かれ方が異なり、等積条件を確認して不適とする。 では交点が の順になり、2つの面積をそれぞれ積分して等式を解く。
解答
(1)
交点の 座標は を満たす。整理すると である。したがって1つの交点は常に である。
異なる3つの交点を持つためには、2次方程式 が異なる2つの実数解を持ち、しかもそのどちらも0でないことが必要十分である。判別式は なので、異なる2実根を持つ条件は である。また0がこの2次方程式の根になるのは のときである。これは と重なって交点が3つにならない。
よって求める条件は である。
(2) とおく。すると2次方程式の2根は である。また である。
まず の場合を考える。このとき であり、交点の 座標の順は である。2つの囲まれた部分は、区間 と に対応する。計算すると等積条件は となるが、左辺から右辺を引くと であり、等しくならない。したがって の場合に解はない。
次に の場合を考える。このとき であり、交点の 座標は の順である。
区間 では なので、左側の面積を とする。計算すると である。
区間 では が正なので、右側の面積を とする。計算すると である。
等積条件 は である。両辺を12倍して となる。展開して整理すると である。 より である。
したがって である。
総評
難度6、計算量6。目安時間は28分。交点の因数分解は簡単だが、面積が2つに分かれる位置関係を と で分ける必要がある。 と置くと根が になり、積分区間が整理しやすい。既存の の交点と2次方程式の根が重なる は除外する。面積計算ではどちらの曲線が上にあるかを符号で確認し、等積条件から を得る。 別解監査では、3交点を一般に と置いて積分条件を対称式で整理する方法も、 の計算と同値なので独立解法として数えていない。