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東北大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

aを正の実数とし,a12とする。
曲線C:y=x2上の2点P(12,14)Q(a,a2)をとる。
Pを通りPにおけるCの接線と直交する直線をlとし,
Qを通りQにおけるCの接線と直交する直線をmとする。
lmの交点がC上にあるとき,以下の問いに答えよ。

(1) aの値を求めよ。

(2) 2直線lmと曲線Cで囲まれた図形のうちでy軸の右側の部分の面積を求めよ。

難易度6/ 10計算量6/ 10目安28

微分積分図形と方程式 接線・法線面積計算、場合分け

方針

放物線 y=x2x=t における法線を一般式で表し、PQ に対応する2本の法線の交点を求める。その交点が再び放物線上にある条件を、u=a2+a/2 の二次方程式として整理して a を決める。(2)は a=1 のときの2本の法線と放物線の位置関係を確認し、右半平面 x0 に現れる部分を [0,1/2][1/2,1] に分けて面積を積分する。

解答

(1)
曲線 C:y=x2x=t における接線の傾きは 2t である。したがって t0 のとき、法線の傾きは 1/(2t) であり、法線の方程式は yt2=12t(xt) すなわち y=x2t+t2+12 である。

Pt=1/2 に対応するので l:y=x+34 である。また点 Q(a,a2) における法線は m:y=x2a+a2+12 である。

2直線の交点の x 座標を求める。a1/2 より2直線は一致せず、x+34=x2a+a2+12 から x=a2a2 を得る。このとき l 上の y 座標は y=a2+a2+34 である。

交点が放物線 C 上にあるから (a2+a2)2=a2+a2+34 である。ここで u=a2+a2 とおくと、a>0 より u>0 であり、u2=u+34 すなわち (u32)(u+12)=0 である。u>0 だから u=32 である。よって a2+a2=32 すなわち 2a2+a3=0 である。a>0 なので a=1 である。

(2) a=1 のとき l:y=x+34,m:y=12x+32 である。右側部分では、x=0 から x=1/2 までは2直線にはさまれ、x=1/2 から x=1 までは直線 m と放物線にはさまれる。

したがって求める面積は01/2{(12x+32)(x+34)}dx+1/21{(12x+32)x2}dxである。第1項は01/2(12x+34)dx=[14x2+34x]01/2=716である。第2項は1/21(x212x+32)dx=[x33x24+32x]1/21=1348である。よって面積は 716+1348=1724 である。

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2本の法線と、面積を求める右半平面の位置関係は次のようになる。

総評

難度6、目安時間28分。法線の一般式を正しく作り、交点が放物線上にある条件を丁寧に整理する問題である。(1)では a1/2 により2本の法線を交点計算できること、a>0 により u=1/2 を捨てることが重要である。(2)は右半平面だけを求めるため、面積の下側が直線から放物線へ切り替わる x=1/2 で分割するのが採点上の要点になる。

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出典: 東北大学 2012年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。