方針
(1) は放物線 の接線 を用いて、2本の接線の交点を連立で求める。(2) は交点 の 座標を境に、左側は の接線、右側は の接線が上側の境界になるので、放物線との差を積分する。計算を短くするには とおき、左右の小さい放物線型の面積を合わせる。(3) は傾き の積が であることから を得て、 により の最小値を決める。
解答
(1)
曲線 の における接線は である。したがって である。
交点 の 座標を求めるために連立すると である。 だから であり、整理して となる。よって である。この値を に代入すると である。したがって である。
(2)
接線は放物線の下側にある。 の 座標は なので、左半分では放物線と 、右半分では放物線と の差を積分する。ここでである。したがってである。よって である。
(3) の傾きはそれぞれ である。2直線が垂直である条件は傾きの積が であることなので すなわち である。
このときである。 より だから である。等号は のときで、このとき と合わせて となり、確かに条件を満たす。
よって であり、最小値は である。
総評
難度5、計算量5。目安時間は22分。接線の方程式、交点、面積、垂直条件が素直につながる標準問題である。(2) では接線が放物線の下側にあるため、面積は で取る点に注意する。答えは と簡潔だが、左右に分けて積分する説明が必要である。(3) は から を作ると、等号条件まで自然に確認できる。 別解監査では、接線と放物線の差を左右で積分する方法が最も短く、面積公式だけを先に置く案は同じ積分の省略形なので独立解法として数えていない。