方針
判別式 で実数解の有無を判定する。 なので、実数解をもつ場合は に限られる。解と係数の関係より であり、(2)は 、(3)は のもとで となる出方を数える。
解答
(1)
判別式は である。実数解をもつ条件は である。 より なので、 となるには が必要である。
のときは の3通り、 のときはそれぞれ の1通りである。したがって実数解をもつ出方は 通りであり、確率は である。
(2)
解と係数の関係より である。したがって は と同値である。
では、非実数解をもつ条件 は の3通りである。 では、どの に対しても となるので、それぞれ6通りである。よって有利な出方は 通りであり、確率は である。
(3)
は すなわち と同値である。 を満たす は 通りあり、それぞれ は6通りなので、まず 通りある。
このうち実数解をもつものを除く。 かつ となるのは、(1)で数えたもののうち の1通りだけである。したがって、 かつ非実数解をもつ出方は 通りである。よって求める確率は である。
別解
解法2(中間の目と対称性で数える)
方針
(1) は を固定して数える。(2)は積が1となる対角成分を数え、(3)は非実数解全体から積1の場合を除いた後、 の交換対称性で半分にする。
解答
(1)
判別式はである。 では なので実数解をもたない。 では となるのは の各1通りである。 ではだから の3通りである。したがって有利な出方は通りであり、確率はである。
(2)
解と係数の関係よりである。したがって は と同値である。 では の3通り、 では の6通りすべてが を満たす。よって通りであり、確率はである。
(3)
(1) より実数解をもつ出方は5通りだから、非実数解をもつ出方は通りである。このうち の33通りを除くと、 または となる出方は178通りである。
ここで と を交換しても判別式 は変わらず、 と が互いに入れ替わる。したがって両者の出方は同数であり、求める出方は通りである。よって確率はとなる。
総評
難度5、計算量6。目安時間は18分。(1)(2)は文系第3問と同じ骨格で、(3)は の90通りから実数解の1通りを除くと速い。採点点は、判別式の範囲を に絞ること、 を とすること、非実数解では必ず を確認することである。数え上げは順序つきのサイコロ3回なので、分母は常に である。 第2解法では主解法と異なる構造を用い、同じ結論を独立に再現した。